看護師として病院で働いていくことの魅力は、看護師の就職先の中でも最も年収が高いということです。クリニックや介護系の仕事、一般企業に比べても就職してからの数年間はトップクラスの年収を期待することができます。しかし、数年間働いていればだんだんと一般企業に勤めている同世代の人たちに年収で追いつかれてきてしまい、10年も働くと追いぬかれてしまうということも珍しくありません。これは病院看護師として働いている際には昇進があまりないため、大きな昇給の機会がないという特徴があるからです。最初は給料が高くて喜んでいたものの、長く働いているとあまり割に合わないという気がしてきてしまうという問題があります。
こういった問題を解決する手段の一つとして、高度先進医療に携われる看護師となる方法があります。がん治療を代表とする多様な高度先進医療があり、それを専門として治療のサポートにあたれる看護師となることによって、手当をもらえたり給料が上がったりします。そして研修を受けて認定看護師となることにより、スキルアップが可能です。病院としても高度先進医療において信頼をもって携わってもらえる人材が増えることを奨励したいのが事実であることから、しばしばその資金的なサポートや研修期間の給与のサポートが行われています。そういった支援制度を利用することによって比較的容易に認定を受けることができるようになっていることには注目しておくとよいでしょう。
高度先進医療を担う認定看護師で給料アップ
01/03/2016